脚本

「何時。何処で。誰が」の天地人を示す柱。台詞、ト書きだけで構成された設計図的役割を担うテキスト。

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脚本

脚本では文学的表現や美文は要求されない。脚本によって実現されるべき映像やシーンを思い浮かべ、その見たままを書き写したような映像描写がよいとされる。[要出典]。ただしラジオやテレビ、映画などのメディアによって、そのメディアの特質や慣習に従った一定のフォーマットが推奨、または必須とされる場合がある。

基本的に脚本に用いられる原稿用紙は、200字詰め(20字×10行)でペラとも呼ばれる。最近ではワープロを用いることも多い。

書き方は、よく絵画や彫刻を作る方法に例えられる。画用紙やキャンバスに絵の具を付けた筆で、いきなり人物の顔を描く人はいない。丸太に彫刻刀を突き立て、眼から丁寧に彫る人もいない。全体をデッサンし、完成を予測しながら下書きをし、バランスを見ながら徐々に仕上げていく。

脚本も同じ事で、どこからストーリーを始めてどこに向かって進んでいくのか。そして広がったストーリーの最後はどう収束するのか。それらのバランスをみながらデッサン(プロット)し、作り進めていく。

戯曲を除き、脚本は単独で発表されることは基本的にない。建物や船などの設計図と同じであり、映像化・漫画化することによって一つの作品とみなされることが多い。このため、どうしても脚本の存在感が弱くなり、監督やプロデューサーによる無断改変が行なわれてトラブルにつながる場合が時折見られる。戯曲の場合は時として脚本のみで発表されることも多数ある。

小説などとの大きな違いとしては複数で書かれることが時としてあり、監督・プロデューサー・作画者・編集者などと打ち合わせをしつつ脚本を作り上げていくことが多い。時としては上記以外のスタッフや俳優、(特に映画では)スポンサーとの打ち合わせが行なわれることもある。

映画の場合では、打ち合わせと執筆は平行して行なわれることが多く、この度に印刷・製本されることが多い。このため、準備稿、改定稿、決定稿と版を重ねることになる。改定はほぼ全て取り替える場合から些細な部分を修正するに留める場合もあり、準備稿と決定稿、さらに作られた映画とはストーリーが大幅に異なっていることもある。さらに日程・予算の都合で、実際の撮影に入っても改定が行なわれる場合があり、脚本家あるいは監督が現場で執筆する場合もある。これは号外とも呼ばれる。

執筆に関わる脚本家の数、及び(脚本家とともに)監督が脚本に関わる場合では単に作品的な価値ばかりでなく、印税や二次使用料、著作権などの配分にも影響が出ることが多く、昨今では監督が脚本を執筆することも多い。一方、戯曲に関しては単独で執筆することが多い。

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